病院にとっての停電

病院の電気設備の定期点検が
3年に一度行われる。
それに10年に一度の
配電設備の交換と重なり
今年は大規模な点検交換検査実施年になった。
・・・
病院全体で一斉に
通常使用している電気のほかに
非常用電気も止めなくては
検査・交換はできない。

・・・
病院にとって電気を止めるということは
医療機器はもちろん
エレベーター、水道、トイレ、空調、照明、電子カルテ
電話、非常放送、精神科や認知症病棟の電気錠などなど
影響は計り知れない。

その停電を4時間行う予定だ。
・・・
東京電力と関東電気保安協会
それに病院の電気設備を一手に任せている電気業者と
事前に準備を進めた。
・・・
4時間の停電予定で
影響が一番少ない時期や時間を設定した。
まず
外来診察開始前で
日照時間が長く

電気照明がなくても大丈夫な時期
それにエアコンを使わなくて良い時期も重要
そして食事の配膳に影響が少ない時間帯
10の病棟が入浴をしない曜日も条件のひとつになる。
このような条件を詰めて行き
6月の水曜日、朝5:30から9:30と決定した。
・・・
それでも栄養課は
朝食の配膳をエレベーターが止まる前に
病棟に運ぶため
朝3時30分出勤
・・・
これを事務の若手スタッフS君が
全ての部署と打ち合わせしながら
計画を立てていった。
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・・・
明日がその検査停電という日
台風4号がインコース直球で
本州にやってくる予想
・・・
万一、強風で設備の交換ができない場合には
延期を余儀なくされる。
しかし、ひと月前から
看護部や栄養課は
明日のための勤務シフトを組んでいる。
計画通り進めて
万一、台風の影響で途中ストップするかもしれない。
そのまま計画通り行けるかもしれない。
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東京電力と電気業者との打ち合わせで
夕方5時前に実行するかどうかの結論を出す予定
でも、それから連絡では遅すぎる。
さて、どうするか・・・
東京電力や関東電気保安協会、それに電気業者
病院内の各部署、それにがんばってくれたS君のことを考えると
中止命令を出すのは、厳しい。
もしかしたら、検査実行が可能かもしれない。
・・・
しかしあえて、
明日の検査に「ストップ!」の結論を出した。
無理して行うメリットはない。
関係所管には、頭を下げればそれで済む。
また院内の責任者には、説明しよう。
今回の最終責任者は僕だ。
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GO!を出すより
STOPをかける勇気は
予想以上に負担になるものだと
あらためて実感した。
何を見て、何を基準に判断するか
ぶれない決断が求められるなぁ。

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そして今朝

台風一過の快晴

ん・・・晴れ男が出した延期の結論

まっ、しょうがないなぁ・・・

Filed under: マネジメント — oisi
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