地震・雷・火事・オヤジ!
ちょうど帰宅時間、
保育園に迎えに行く途中で、
雷が鳴り出した。
とうとう雷の季節がやってきたぁ。
群馬に引っ越してきた10年前、
梅雨明け頃、夕方になると
毎日のように雷が鳴り響く。
今まで青空だった空が急に雷雲に変わり、
ポツリ・ポツリと大粒の雨しずくが落ちて来る。
あっという間に、雷雨の始まり。
雷の青く光る稲妻とドドドドドォという地響き。
1時間も続くと、
十分に雨を振り落としたと雷神が感じるのか、
後はピタッと止んでしまう。
それが、毎日のように続く。
群馬は怖いところだなぁと言うのが第一印象だった。
夕食の時、子供たちに聞いてみた。
「地震・雷・火事・オヤジってどんな意味だか知ってる?」
長男は「オヤジってお父さんみたいだけど、
お父さんより、もっと年が上で、
ダラダラしていて、怖い人!」
「へぇー、お父さんより年上なんだ。
それでダラダラしているの?」
長男にとってオヤジってどんなイメージなんだろう?
すると次男が「オヤジはオオヤマジのことだよ」と言い出した。
たぶん、僕が以前言ったことを覚えていたんだろう。
「オオヤマジってなんだっけ?」
「・・・・ん・・・怖いんだよ」
「オオヤマジは大きく強い風のことだったよね。
それは台風のことなんだね。
地震・雷・火事・台風。
そのオオヤマジがオヤジってなったんだ。
でも本当はお父さんもオヤジで怖いんだぞ!」