シェイク!シェイク!
打ち合わせの時間にはちょっと早い。
ちょっと冷たい飲み物でもと思い、
ファーストフード店に入った。
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そういえば、このファーストフードのお店、
きっちりとした衛生管理がなされている。
僕が大学卒業して就職したのが、このファーストフードの会社
たとえば、シェイクの機械は、
毎日、閉店後に部品を分解する。
チューブにネジにワッシャーなどなど、
いったいいくつの部品があったのか。
その部品を消毒液に一晩浸す。
分解は得意であった。
順番は良くわからないが、
ドンドン分解していけばよい。
この分解動作は、子供たちにも受け継がれている。
・・・
さて、朝が問題である。
オープン前、準備のための忙しい時間。
今度は、バラバラの部品を組み立てていく。
順番どおり組み立てないと
完成しない。
マニュアルを見ながら作るが、
オープン時間がせまっている。
どうにか、こうにか、オープン前に完成!
と思うと、いつも部品のどれかが、余っている。
もう一度、やり直し。
・・・・
「スイマセン!シェイクまだできません!」
店はオープンしたが、シェイクはクローズド!
・・・
たまに、時間通りに完成して、
休憩室で一休みしていると、
休憩室の電話が鳴る。
「誰だ!今朝シェイクのマシン、アッセンブルしたのは!」
「はい、僕ですが・・・」
「ヨーグルトとが酸っぱすぎるって、クレームが入っているぞ!」
「今から行きます・・・・」
・・・
昔、昔の思い出。
・・・